医療費高騰による国民皆保険制度の破綻 ~予防医療の時代~

国民皆保険制度により、日本では「生命の格差」のない社会が実現していました。
ところが高齢化社会を迎えたことで、皆保険制度を揺るがすほどの医療費高騰という事態が起こり始めています。2009年度の医療費は35兆3,000億円に膨らみ、このペースでいけば2025年に55兆円に達するといわれています。

医療費高騰

医療費の負担が増大するとともに、消費税を大幅に増税しなければならない事態が訪れようとしています。日本経済の破綻に繋がるか、国民皆保険制度の崩壊により将来世代に「生命の格差」社会を残すことになるか、まさに緊迫した状態になっています。
今、国家存亡の岐路に立っているのです。

そこで医療費の内訳をよく見てみると、着目すべきポイントがあることに気づきます。生活習慣病の割合が増大しているという点です。

生活習慣病の内実は、血液の汚れと血管の老化が原因となって病が引き起されていくものです。これらは適度な運動と適度な睡眠、そして血液と血管細胞の健康に必要な栄養を補給することにより、ほとんどが病に到らずに健康な一生を過ごすことができるといわれております。
生活習慣病とは無縁で健康生活を維持し続けるには、積極的に生活習慣を変えていくこと、すなわち「予防医療」こそが重要なのです。

国民皆保険制度が維持できる時代の医療とは、あくまで発病した人が対象でした。発病した人に対して医師が医療行為を行うだけでよかったのです。逆に健康な人に対して“医療レベル”で踏み込んだ健康維持・健康管理を行うということは、一部の健康診断を除いて存在しなかったといえるでしょう。医師の役割は「病気の治療」で、「健康の管理」という役割を担っていなかったからです。ここに国民皆保険制度の崩壊を前にした現代医療の限界があります。

この「予防医療」という考え方に基づいて、生活習慣病を撲滅していくことは、医療費の増大に歯止めをかける唯一の方法といえます。

健康生活の維持 ~予防医療の実践~

健康な生活を維持し、管理していくためには「栄養素」・「運動(スポーツ)」・「メンタル(ストレス・癒し)」というキーワードが挙げられます。

栄養素

現代日本の生活習慣を考えると、栄養素を効率的に利用するにはサプリメントが絶対的に便利であることが分かります。カロリーを気にせず、目的とする栄養成分だけを摂取することができます。もちろん日常生活でバランスのとれた食生活を実現できるに勝ることはないでしょうが、手軽さと利便性からもはや現代の必須アイテムといえるでしょう。

医療用サプリメントはこちら

現代社会では、日本人の食生活の変化だけでなく、野菜などの食材では栄養素が50年前の半分以下になっているという現実があります。また、農薬や食品添加物の問題、環境全体の悪化という外的な要素が充満しています。

年齢による変化も見逃せません。体内の免疫力は、20歳ごろをピークに徐々に減っていきます。内的な部分を補うことにより、「老化」を緩やかにするという意味でも、サプリメントの果たす役割は大きいといえるでしょう。

未病段階には、サプリメントだけでなくOTC薬(一般用医薬品)の服用を考える必要もあるでしょう。セルフメディケーション社会では、この段階ではまだ医師ではなく医薬品登録販売者か薬剤師が相談相手になります。

医薬品登録販売者講座はこちら

セルフメディケーション講座はこちら

運動(スポーツ)

運動(スポーツ)は、筋肉の発達、骨の強度の維持等々に繋がります。
しかし、いくら運動の必要性を理解していても、実行し、継続するのが最も難しいのも事実です。特に「負荷の大きな運動」は継続性に大きく立ちはだかります。

実は予防医療の観点からすると、ハードな運動は体に良いとは考えていません。乳酸を発生させることで体を酸性にし、大量の活性酸素が発生してしまいます。その結果、細胞にダメージが加わる可能性が高いのです。健康管理の上では、まったく辛くないレベルの運動を時間をかけてやることが重要なのです。

メンタル(ストレス・癒し)

メンタル面を考える上で、「ストレス」という用語は避けて通れません。現代では頻繁に使われる日常語として浸透しています。

1935年にカナダの生理学者ハンス・セリエは、ストレスを「体外から加えられた要求に対する身体の非特異的な反応」と定義しました。反応を引き起こす刺激を「ストレッサー」、刺激に対して反応し、歪みを起こした状態を「ストレス」として区別しましたが、現在では明確な区別なく使われています。
適応能力をはるかに越えるストレスが過度の緊張状態に陥らせ、メンタル面だけでなく体の諸器官にも影響を与えてしまいます。

ストレスの発散方法としての「癒し」「リラクゼーション」も予防医療的には大きな意味を持ってきます。
同時にメンタルな問題は、心理的な不健康な状態に隣接することから、心理カウンセリングの必要性も大きくなります。

心理カウンセラー講座はこちら

また、高齢化により音声を聞き取りにくくなることは、過剰なストレスを誘発します。
視力が悪い人がメガネやコンタクトレンズを利用するように、聴力低下で即補聴器とはならないのが現代日本です。気軽な老人性難聴の対策も予防医療の世界では無視できない点だと考えます。

難聴対策骨伝導機器はこちら